病院薬剤師の部屋

病院薬剤師へのおすすめ書籍等を紹介しています

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☆抗菌薬の考え方、使い方

【特徴】

感染症診療についての考え方、抗生剤の使い方についてその原則から解説している

 書籍。抗真菌薬や抗ウイルス薬についても記載あり。

ペニシリン、セフェム、キノロン…と抗生剤の種類別に使用される代表的な感染症

 有効な菌種や無効な菌種について解説している。また、同効薬が多数ある抗菌薬に

 おいて、どのように使い分けるのか?臨床的な重要度は?といった視点からも解説

 されている。

【コメント】

・初学者がいきなり読むにはやや難解ではないかと思われる。

・最新版はver5だが、verによって読みやすさがかなり異なる印象がある。

 個人的にはver3は読みづらかった。

・本書で推奨されている細菌マインドマップは、細菌について整理する上で

 非常に有用だと思われる。

・ICTやAST、あるいは薬事委員会等で、どういった薬剤を採用し、削除するのか

 考える機会があると思われるが、本書における薬剤選択の考え方が参考になると

 思われる。

抗菌薬の考え方,使い方 ver.5 コロナの時代の差異